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お暇中のあれこれ

ペジニョンを深読みしてしまう

ペジニョンって、彼の中で「少年」と「男性」が混在しているように思うんですね。小動物のような瞳で笑うこともあれば、時々鋭くて切れそうな視線を投げかける。あんなに華奢に見えて、実はすごく筋肉質だったり、話しているときはあどけないのに、深みのある歌声にハッとしたり.....

 

こんなことを考え始めたのは「Light」のMVを見たときでした。

 

ジニョンってこんなにも切ない声で歌うんだ、こんな思い詰めたような表情するんだと思って、胸がキューっと締め付けられて、それでいてじんわり温かくなるような気持ちになって

BoomerangのMVを見たときも、デビュー時より何倍も大人っぽくなったペジに驚いて、Lightでは、何というか、彼の中に、急に大人の輪郭が立ち上がってきたように見えて、その何倍もの衝撃を受けた。

「あぁ.....皆も彼も、大人になってしまうのだな.....」と思って、そんな時の流れをどうしようもなく感じてしまって、人は誰しも大人になるだなんて、当たり前のことなのに、妙に悲しくなったのを覚えています。

自分が勝手に少年代表として神格化していたペジは、いつまでも少年のままじゃないのだと実感させられて、妙に寂しかったな、、、(置いていくもなにも、そもそも住む世界が違うのだという点についてはまぁ......)

 

 

ところで、ワナワンって、少年が成熟した男性へと成長してゆく過程を再現しているようだなと私は思っていて

青春真っ盛りの少年たち(Energetic)が、片想いで恋を知り(Beautiful)、時には理解できない痛みに苦しみ(Boomerang)、

やがて守りたい大切なものができて(IPU, Light)、別れを得て強くなる(Spring Breeze)....みたいな。

まるで1人の人の人生を追っているような感覚、というのか。

 

それを特に実感したのは、ワナワンとして最後のテレビ出演時のステージでした。

デビューステージの「Energetic」を見た時は、何て爽やかな顔して踊るんだろう、と思った。

 

 

 

こちら(2:04〜)が、最後のテレビ出演時でのパフォーマンス↓

 

 

 

 

これを見たとき、技術とかコンディションとかそういうの云々ではなく、もう以前と同じようには踊れないのだな、と思って、ワナワンは確かにフィナーレを迎えてしまうのだと感じて、静かに号泣して、、(笑)

 

 

デビュー時は確かに、自分より年上のメンバーでさえも、まるで「少年」のように映ったのに、画面の中にいたのは、少し哀しげな表情をして、色々な感情を思い出しながら踊っている彼らで。

その時、もしかしたら、ワナワンのコンセプトって「少年から大人へ」

だったんじゃないのかと感じました。

何故こんな話を挟んだのかというと、もしそうだとしたら、そのコンセプトを支えていたのはペジニョンなんじゃないのかな、と思ったから。

ペジ1人が担っているとかそういう意味ではなくて、勿論のこと、グループのコンセプトは、11人それぞれの違った色で作り上げられるものだけれど、

でも、彼の中にある子供と大人のバランスが曲ごとに異なっていて、その絶妙な加減がワナワンに与えたものは、大きいのではないかな、と思う。

 

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Energetic の「내 심장이〜」は、熱に浮かされて我を忘れる少年の、清々しい気持ち、Boomerang の「솔직하게 말할게〜」は、少し乱暴で、反抗的で、何というか、厨二病チック(もっといい表現無いのか)なフラストレーションを感じ.....と、私は、ペジをバロメーターに、ワナワンの成長を測っていたところがあったのかもしれない。。

カムバごとに必ず成長して帰ってきたジニョンの姿を思い出しながら、そんなことを考えていました。

 

 

ところで、私は、ジニョンがよく

「〇〇なペジニョンになります」という言葉遣いをするのがとても印象に残っていて、そうやっていつも何か「約束」をするところに、彼の覚悟とプロ意識を見た気がしました。

きっとジニョンは、これからも新しい約束をたくさんして、契約更新といってはあれだけど(笑)  新しい姿を見せ続けてくれる気がします。はっきりと断言する姿は、本当に、いつもいつも格好良かったし、私もこう在れたらな、と思います。ペジニョンはまさに私にとっての等身大のアイドルです。

 

 

オンも言ってたけれど、これからどんな舞台を、レジェンドを作ってくれるのか、すごくすごく楽しみで仕方がないな〜